しかしながら、わが国の農地面積は過去40年間で約2割減少しました。 とりわけ中山間地の農村では過疎化と高齢化が進行し、耕作放棄地が年々増加しています。いまや農村は昔ながらの生活を維持する力を失い、農業が育んできた伝統や文化が危機に直面しています。
「じゃがいも村」は、農村地域に根を張った市民参加型のNPOです。これまでに、耕作放棄地の有効活用や築200年の古民家の再生などに取り組んできました。
農村の荒廃が進むなか、伝統や文化を受け継ぎながら新しいスローライフを提案すること、都市と農村の交流を通じての地域再生を目指して、市民同士のネットワーキングをすすめています。